こんにちは。国府勇太です。
今週(12月11日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
初心者の方にもわかりやすく解説していくのでよろしくお願いします。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。
ビットコイン/円(BTC/JPY) 日足チャート
出所:bitFlyer
先週を一言で表すと「ウソでしょ?まさかの200万円超え!」です。
先週大台の100万円を超えて大盛り上がりのビットコイン円。
今週4日(月)には128.2万円でスタートしました。
大台を突破した後は反落するどころか天井知らずのスピードで急上昇!
とくに7日(木)にはなんと200万円をあっという間に超えてしまいました。
もう、僕のような為替ディーラーの常識なんてとっくに凌駕しています。
そしてその後はお決まりの大暴落。一気に150万円割れとなりました。
200万円でエントリーした方は1日で資産が25%も減ることになる計算です。
実用面なんてまったく無視のビットコイン。
このままでは普及なんて到底夢物語です。
ただ、150万円つけたあとは比較的堅調。まだまだみんな買い場を探っている状況です。
そして、先週末ビットコインの先物がとうとうアメリカで上場しました。
「投機マネーが相場をかく乱する」という声もありますが、市場参加者(とくにプロ)が増えることで公正な価格形成に寄与するのではないかと見ています(といいつつさっそくサーキットブレーカー発動で取引中断されましたが)。
今週(12/11~12/17)の見通し
こんな歴史的な相場でどのくらいテクニカル分析がワークするのか疑問です。
こんなときは一目均衡表をプロットしてみましょう。
もともと一目均衡表はマーケット参加者の均衡が崩れた方へ大きく動くという考えをもとに分析する手法です。
とくに他のテクニカル分析では、直近の価格までしか分析結果が表示されませんが、一目均衡表の場合は未来の動きも表示されており、他の金融商品のマーケット分析でも人気が高いです。
「遅行スパン>現在の足>転換線>基準線>雲」の順番となっています。
これは典型的な上昇トレンドを示しています。
さらに「現在の足」から「雲」の距離が遠ければ遠いほど相場の勢いが強いのですが、今回の上昇で雲を遥か下へと突き放しています。
今後の長期的な見通しも上で変更ありません。
ちょうど押し目のラインとして「基準線(赤色の線)」がワークしています。
こういったところをしっかり拾えるかがパフォーマンスを左右します。
最後に、今回の上昇で大きく利益を得た人も多いかと思います(僕の周りでもいわゆる「億り人」が何人もでています)。ただ、税金がFXとは異なり雑所得なので十分注意して下さい。
今年1億円稼いでも、来年5,000万円損したら損益通算もないので1億円の課税分約5,000万円の税金を払うことになっていまいます。
(早くFXのように一律20%の課税になるといいなと心から思います)
過去にFXで大きく稼いだ人はこのような税金破産をしている方が何人もいます。
歴史は繰り返すといいます。
多く稼いだ人は今一度しっかり税理士に相談して下さい。
では今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。
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投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断で行って下さい。
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この記事を書いた人
- 慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。その後会社を退職し、独立。「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
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