ビットコイン大暴落!使えないコインに未来はあるのか?

こんにちは。国府勇太です。

 

今週(12月25日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。

初心者の方にもわかりやすく解説していくのでよろしくお願いします。

では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。

 

ビットコイン/円(BTC/JPY) 日足チャート

 

先週を一言で表すと「仮想通貨、大暴落!」です。

 

18日(月)は2,203,500円でスタートしたビットコイン円(BTC/JPY)。

先週は軟調でした。

200万円を割れるかに注目が集まっていましたが、20日(水)にはあっさり重要ラインを割りその日のうちに180万円台となる急展開を迎えました。

 

そして下落は止まらず22日(金)、さらにマーケットが大崩れしました。

売りが売りを呼んで下げが加速、一気に安値1,309,505円を付ける大暴落を見せました。

この日、ビットコインキャッシュやアルトコインも前日比30%、40%以上という大暴落となり仮想通貨マーケットは大混乱しました。

 

しかしその後はすぐに大幅反発。結局1,613,985円で週末クローズしました。

 

12月に入ってはじめてビットコイン投資をする方も増えたかと思います。

そういった方々にとっては、いかにビットコイン投資の値動きが激しいかを身をもって知れたかと思います。

 

今週(12/28~31)の見通し

一目均衡表をプロットしてみましょう。

 

 

実は、テクニカル上かなり重要なポイントに来ています。

転換線と基準線を見てみると、両ラインがクロスしており転換線が基準線を下回ろうとしています。

 

前回このサインが出た9月12日から27日の間は304,860円という安値をつける大暴落が起きています。

さらなる暴落に警戒が必要です。

 

また最近のビットコインキャッシュの台頭にも注意が必要です。

現在、ビットコインはトランザクションの大渋滞が発生しており、送金手数料の高騰が深刻です。

1回送金するのに3,000円近くかかります。

 

少額で世界のどこにでも価値を送れるというビットコインの魅力はいまやまったくありません。

また、これだけ分裂や政治的な対立を繰り返し、いまや法定通貨と同等かそれ以上に権力に左右されるビットコインにそろそろ失望しているホルダーも多いです。

 

完全に「投機」でしかないといえます。

そういう意味で性能が数段上のライトコインや、それをベースとしてコミュニティがしっかりあって決済としても使われはじめている日本発のモナコインの方がよっぽど良いという意見もあります。

 

王者ビットコインは陥落し、ビットコインキャッシュかその他のアルトコインが仮想通貨のメインストリームになる可能性は十分あります。

 

見通しがわからなくなってしまいました。

 

素人が過熱しているマーケットです。

一旦ポジションを減らして冷静になることも大切かもしれません。

 

では今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。

 

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この記事を書いた人

国府勇太
国府勇太
慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。その後会社を退職し、独立。「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
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