ビットコインのブロックサイズ問題は2017年8月1日の「ビットコインキャッシュ」分裂と8月22日のSegwitアクティベートで一旦の落ち着きを見せました。
しかし、Segwitがアクティベートされた背景には2017年7月に行われた「ニューヨーク合意」という「Segwitアクティベート後にブロックサイズを現状の1MBから2MBへ拡張する」という合意があり、その合意は未だなお続いております。
その合意によるブロックサイズ拡張は11月を予定されておりますが、ビットコインコア開発者はブロックサイズ拡張に反対しておりこのままでは再度ビットコインの分裂が生じる可能性があります。
再度ビットコインが分裂する場合の可能性として考えられるパターンがあります。
・現在のSegwitビットコインとSegwit2xビットコインが分裂する
・現在のSegwitビットコインとSegwit2xビットコインが分裂し、ビットコインキャッシュとSegwit2xビットコインが合流する
「Segwit2x」という構想は元々、Segwit実装よりもブロックサイズを拡張したい派閥が妥協案のような形で提示したものでブロックサイズ拡張のビットコインキャッシュと思想が似ております。
現在、ビットコインキャッシュはマイニングが不安定なのでSegwit2xを推進する派閥と合流する事でより安定してブロックサイズを拡張したビットコインを運営する事ができます。
合流の際にSegwitが機能として残るかどうかは分かりませんがブロックサイズを拡張し、手数料を多く取れるようになる事でマイニングが安定する(技術的に攻撃を受けないかどうかは別ですが)可能性は大いにあり、価格の押上げ要因になるかもしれません。
Segwit2xというブロックサイズ拡張はマイニング団体を中心として進められておりますが一部のビットコイン取引所も「ニューヨーク合意」には賛同していますのでビットコインコア開発者が推進するオリジナルのビットコインは多少立場が厳しくなるかもしれません。
最終的に判断するのは取引や決済をするユーザーですがビットコインとSegwit2xとビットコインキャッシュに関する動向は注目しておいて損は無いでしょう。
ただ、ビットコインコア開発者がブロックサイズの拡張に反対するのにはそれなりの理由があります。マイニング団体は自社の利益を最優先する営利団体です。ブロックサイズを拡張するとその分ブロックに余白ができ、攻撃を受けやすくなることは昔から言われておりサトシナカモト氏の構想した36MBから1MBまでブロックサイズを縮小した過去がビットコインにはあります。
技術的な問題ですので今後のビットコインやブロックサイズ拡張ビットコインがどのような事態を招くのかは開発者次第になり、難しいところではありますが知識をつけておくことはビットコインを11月まで保有しようと考えている方には大切な事だと考えます。
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