現役ディーラーが語る!今週のビットコイン円
こんにちは。国府勇太です。
今週(1月28日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
初心者の方にもわかりやすく解説していくのでよろしくお願いします。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。
◇ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート
先週を一言で表すと「重い展開が続く!」です。
1月21日(月)に388,610円でスタートしたビットコイン円。
22日には、376,278円(先週最安値)まで下げるも長い下ヒゲとなり、しっかり反発。
その後も38万円近辺での小動きが続き、386,442円で週末クローズ。
小動きなものの、40万円を超えられない重い展開が続きました。
同じく主要通貨ペアであるドル円も同じように小動きな一週間でした。
気になるファンダメンタルズはポンドです。
現在、為替関連では英ポンドがメインテーマとなっています。
理由はやはりブレグジット。
ブレグジットとは、イギリスがEU(欧州連合)を離脱することをいいます。
この期限が2019年3月29日に迫っているのですが、その内容に向けてさまざまな合意の話し合いをするもうまくまとまっていません。
最悪「合意なき離脱」もありえるということでマーケットが注視しています。
そして現在「合意なき離脱」のリスクは完全に払拭できないもの、一時の危機的状況からは脱したと見て、ポンドは現在大きく上昇しています。
ポンド円の日足チャートはこちら
ドル円はもちろん、ビットコインやその他の仮想通貨に与える影響も無視できないので今後も動向を注視する必要があります。
あと、仮想通貨のニュースとして気になるのは「サムスンに仮想通貨ウォレットが標準装備されるかもしれない」というニュースです。
まだ未確定の段階ですが、韓国の最大手サムソンのスマートフォンの最新モデルに、仮想通貨のウォレットが搭載される可能性が浮上したと報じられています。
もし、これが実現すれば仮想通貨マーケットにとってかなりポジティブに反応することが考えられます。
今週の見通し
一目均衡表をプロットしてみましょう。
40万円を割ってからというもの、危険な状態が続いています。
雲、遅行線、転換線、基準線のすべての位置が典型的な下落トレンドを表しています。
引き続き、大幅下落に警戒が必要です。
チャートの形状とモメンタムから、一気に35万円割れの可能性も十分あります。
スイングトレードの方は、基準線や転換線を戻り売りの目安にしっかりと売っていきましょう。
では、今週もリスク管理に気をつけてトレードして下さい。
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この記事を書いた人
- 慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。その後会社を退職し、独立。「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
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