ビットコインとは根本的に違うイーサリアムの複雑さについて

ビットコインを始めとした仮想通貨に興味を持った方の多くは時価総額第2位(2017年9月現在)のイーサリアムにも興味を持つことだと思います。

しかし、イーサリアムについて学ぶ際はビットコインとイーサリアムの根本的な違いをしっかり理解しておかなければそのシステムの複雑さに辟易してしまうでしょう。正直言って初心者は心して学んでいく必要があります。

ポイント① イーサリアムは発展途上

イーサリアムはかなり発展途上の仮想通貨です。イーサリアムはビットコインに比べ遅れる事、約5年で誕生した仮想通貨です。(ビットコインが2008年に対しイーサリアムは2013年発表)つまり年齢で言えば、イーサリアムはビットコインよりも5年若いという事になります。それだけビットコインに比べ利用されていた期間が短いという事で、どのような攻撃に耐えうるのかの実証もビットコインに比べれば少ない事になります。

また、イーサリアムは4段階の発展構想で作成されております。現在は2段階までアップデートが完了しておりますが、3段階目のアップデートである「Metropolis(メトロポリス)」は2017年9月21日現在もいつ行われるのか、実装はどのようになるのかについての議論がされております。

このような事から分かるようにイーサリアムは元々完璧な状態で世に出てきている訳ではなく実証実験を重ねながら開発をされている仮想通貨です。

ポイント② イーサリアムは汎用性の高い仮想通貨

ビットコインは明確に「決済」という点で利用方法が定められておりますが、イーサリアムは一つの利用方法に定められておりません。イーサリアムは「アプリケーション開発の為のプラットホーム」を目指して開発がされております。
イーサリアムブロックチェーンを利用する事でイーサ(ETH)という通貨を決済する事もできますし、イーサリアムブロックチェーンを利用する事で、当事者間だけでギャンブルの揉め事を起こさないようにできます。様々なアプリケーションを作成する事が可能なだけに、そのプログラムはビットコインに比べて煩雑なものになっております。

例えばマイナーに支払われる手数料も、どのようなプログラムをイーサリアムブロックチェーンで利用するかによって異なります。手数料の単位である「Gas」はその時の需要によって価格が異なります。

このようにイーサリアムはあくまでアプリケーションの開発者に対してプラットホームを提供するものなので、初心者の方は中々理解が進まない、という事が分かります。

ポイント③ イーサリアム独自のシステム

ビットコインを学ぶと仮想通貨全体の概要を理解する事ができますが、実は「仮想通貨」と呼ばれる中でも「ビットコインブロックチェーンから生まれるもの」から「全く新しいブロックチェーンを開発しているもの」まで様々です。
イーサリアムは独自のブロックチェーンを利用しているので、多くの場面でビットコインのブロックチェーンシステムとは異なります。

先ほどの「Gas」の概念もビットコインと異なる一つのシステムですが、他にもビットコインでは帳簿に未使用ビットコインが書かれている事から残高を証明しますが、イーサリアムではアカウントごとに残高をブロックチェーンに記録しています。
ビットコインではブロックを作成したマイナーが全ての手数料を受け取りますが、イーサリアムではブロックを作成したマイナーがその中に入っているデータ使用手数料を全て貰えるという訳ではありません。

このように独自のシステムを採用している事が、イーサリアムの理解を深める際の難しさになるのです。

とは言え、ビットコインを理解しているとイーサリアムの理解が深まるのは事実です。

様々な仮想通貨の理解を深める為にも、まずはビットコインの仕組みについて理解を進めましょう。

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