イーサリアムが9月にハードフォーク(HF).その背景と新コインの受取り方を解説。

「イーサリアム(ETH)ってどうしてハードフォークするの?」

「フォークコインはどこで手に入れられるんだろう」

このように悩んでいる方はいませんか?

イーサリアムはビットコインに次いで時価総額の高い仮想通貨であり、誕生から約9年かけて価値を0円から最高約53万円にまで上昇させました。

現在のイーサリアムは承認アルゴリズムをPoWからPoSへと移行する予定であり、その際にハードフォークされるのではないかと話題になっています。

今回は2022年9月に実施されると言われているハードフォークについて解説しましょう。

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◯ハードフォーク(HF)とはブロックチェーンの分岐のこと

「そもそもハードフォークって何?」と考えている方もいるでしょう。ハードフォークとは、ブロックチェーンが分岐して別の仮想通貨が誕生することです。

例えば過去にはビットコイン、イーサリアム、ネムなどがハードフォークしています。

ビットコインは分岐し、全く別のブロックチェーンで「ビットコインキャッシュ」と呼ばれる仮想通貨が取り扱われるようになりました。同じくイーサリアムは「イーサリアムクラシック」、ネムは「シンボル」と呼ばれる仮想通貨がハードフォークで誕生しています。


◯イーサリアム(ETH)のハードフォークについて

イーサリアムのブロックチェーンは過去にも一度ハードフォークしているにもかかわらず、なぜ再び同じことが起ころうとしているのでしょうか。ここではハードフォークの予想時期と背景について解説します。


◯ハードフォークが実施されるのはいつ?

ハードフォークはイーサリアムのアップデート「The Merge(マージ)」と同じタイミングで発生しようとしています。そのため予想時期は9月19日頃(日程は前後する可能性もあるので、必ず最新の情報で確認してください)と考えられます。


◯なぜイーサリアムはハードフォークするのか

今回ハードフォークが発生しようとしている理由は、これまでのマイナーの一部がThe Mergeに反対しているためです。

イーサリアムはThe Mergeで承認アルゴリズムをPoWからPoSに変更しようとしていますが、「PoWのままが良い」と考えているマイナーがハードフォークを試みています。

既存のマイナーはPoWによるマイニングを実施するために設備投資をしていますが、今後PoSに移行すればマイニング報酬の多くは個人に分配され、これまでの設備投資が無駄になってしまうのです。さらにThe Merge後は年間のイーサリアム発行総量が4.3%から0.43%へ減少します。

これまでマイニングによってイーサリアムを多く獲得してきたマイナーにとって、PoSへの以降は大きな損失へと繋がるでしょう。そのため既存のマイナーはイーサリアムのアップデートに反対し、ハードフォークさせようとしているのです。


◯バイナンスでイーサリアムのフォークコインが入手可能

海外取引所バイナンスは8月11日に公式サイトにて、「イーサリアムのフォークコインが発生した場合、バイナンスはフォークコインの配布と出金をサポートします」と発表しました。フォークコインの受け取り方などの詳しい情報は、追って更新される予定です。

これからイーサリアムのフォークコインを手に入れようとしている方は、バイナンスで口座開設し、準備することを推奨します。

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