こんにちは。国府勇太です。
今週(1月29日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
初心者の方にもわかりやすく解説していくのでよろしくお願いします。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。
ビットコイン/円(BTC/JPY) 日足チャート
先週を一言で表すと「コインチェック事件が起きるも大きな動きなし」です。
1月22日(月)に1,304,999円でスタートしたビットコイン円。
先週は安値圏を停滞するだけで特に大きな動きはありませんでした。
そして、なんといっても一番のニュースはコインチェック事件です。
1月26日(金)にコインチェックのNEM(ネム)という仮想通貨が不正アクセスで約580億円分流出してしまいました。
これを受けて仮想通貨は軒並み下落しましたが、思ったほどマーケットにインパクトは与えず、すぐに反発しました。
結局1月28日(日)に1,266,010円でクローズしました。
今週(2/1~2/7)の見通し
一目均衡表を表示してみましょう。
先々週から指摘したのが雲。
この雲を割って以降、完全に流れが変わってしまいました。
遅行スパン、転換線、基準線、雲すべてが「売り」のサインとなっています。
注目は大台100万円です。
この100万円を割れれば、多くの損切りを巻き込んでさらに下げが加速することが考えられます。
ですので、短期トレードであれば100万円を割った所でショートもありかもしれません。
最後にトレードのコツについて。
FXが盛り上がった頃と同じく、多くの投資家の皆さんは短期で売買をしています。
特にスイングトレードの場合、チャンスはいつでもあります。
あせって入金してあせって中途半端なレートで取引をすることが一番危険です。
そうならないよう、いつでも準備できるようにまずは入金をし、はじめは小さい金額(1,000円でも10,000円でも)でポジションを持ち、動きを探るということをおすすめします。
少しでもポジションを持つことで、ただチャートを見るよりもレートの動きに敏感になります。
そして、仮想通貨投資をはじめたばかりの方は、今がチャンスとばかりに一度に大きな金額を購入することだけはやめて下さい。
下げた時に喜んで買い増しできるように余力を持っておくことで、精神衛生上も安定した状態でいることができます。
では今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。
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投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断で行って下さい。
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この記事を書いた人
- 慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。その後会社を退職し、独立。「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
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