ビットコインは40万円超え!期待が高まるマーケット

現役ディーラーが語る!今週のビットコイン円

ビットコイン円の相場分析「40万円超え!期待が高まるマーケット!」

こんにちは。国府勇太です。

今週(2月18日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
初心者の方にもわかりやすく解説していくのでよろしくお願いします。

では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。

◇ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート

先週を一言で表すと「地合いが良くなる」です。
※地合い(じあい):マーケットの状況のことです。「地合いが良い」とは取引が活発に行われており、上昇しやすい傾向にあることをいいます。

2月11日(月)に398,197円でスタートしたビットコイン円。
先々週の8日に一段上昇して以降、39万円台の狭いレンジで値動きは小さいものの、大きく下げることもなく堅調な展開が続きました。

ただ、17日(日)にはしっかり上昇し、ちょうど40万円で週末クローズとなりました。

そして今週18日(月)、マーケットはさらに動きました。
先週40万円を超えたことで勢いをつけたビットコイン円はこの日大きく続伸。

一気に高値433,000円をつけ、急騰といえる動きをしました。
その後も大きく反落することなく推移しています。

この急騰、先週と同じくアルトコインの上昇、特に今回はイーサリアムが牽引する形での上昇をしています。

前回はライトコイン、今回はイーサリアムと他の仮想通貨が牽引して、「ミスター仮想通貨」のビットコインが上昇している構図です。仮想通貨に関してのポジティブなニュースは、今後もビットコイン上昇の要因になり得るといえます。

先週の気になるファンダメンタルズは、大手投資銀行JPモルガンが独自通貨「JPMコイン」を発表したことです。
世界をリードする金融機関であるJPモルガン(むしろトップであるジェームズ・ダイモンは仮想通貨の反対論者として有名)がこのような発表をすること自体、仮想通貨業界にとっては大きな一歩であると評価できます。

参考URL(JPモルガンのサイト)
https://www.jpmorgan.com/global/news/digital-coin-payments

また、為替や株も好調です。
米中通商協議の見通しが明るいことを受け、ドル円は111円にタッチし、日本株とアメリカ株もそれぞれ上昇を続けており地合いが良いです。

こういった複合的な要因が重なり、さらにテクニカル的に大台40万円をしっかり超えたことからブレイクアウト(節目を超えてさらに相場が加速すること)し、今回の上昇につながっています。

今週の見通し

一目均衡表をプロットしてみましょう。

今回の上昇で一気に雲を突き抜けています。
ビットコイン円の絶好調が一目で伝わる形です。

転換線、基準線も上向きでしっかり現在のチャートを支えており、まだまだ上昇する可能性は十分にあります。
ただ、一方大きく上昇したのである程度の反落にも注意が必要です。

スイングトレード(数日)の場合、サイドはロング(買い)推奨です。
その場合は、サポートとなる雲を損切りの目安にすると良いでしょう。

では、今週もリスク管理に気をつけてトレードして下さい。

 

参考:ビットコイン/円(BTC/JPY) レート&チャート

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この記事を書いた人

国府勇太
国府勇太
慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。その後会社を退職し、独立。「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
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