ビットコイン円の相場分析
こんにちは。国府勇太です。
今週(8月5日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
初心者の方にもわかりやすく解説していくのでよろしくお願いします。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。
◇ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート
先週を一言で表すと「100万円で反発」です。
7月29日(月)に1,036,719円でスタートしたビットコイン円。
この前日28日(日)に100万円にタッチして、下ヒゲで99万5,127円をつけたのですが、今週は反転。
翌日30日(火)からすべて陽線をつけ大きく上昇し、週末4日(日)には118万円の高値。
さらに今週に入ってさらに上昇し120万円を超えています。
現在、ファンダメンタルズで重要なトピックはやはり「米中貿易摩擦」です。
この摩擦が激化することにより、中国景気の先行きが懸念され、リスクオフの動きが加速しています。
人民元は大きく下落し、直近では5日(月)に11年振りの安値を更新しました。
①人民元安=中国の自国の通貨の価値が下がる
↓
②中国の富裕層「資本を他に流出しなければ」
↓
③暗号通貨、特にビットコインに流入
という流れも意識されています。
特に、ドル円やユーロ円など大きく円高がすすみFXマーケットが混乱する中で、ビットコインは好調となっており逆相関の関係になっている点に注目です。
ビットコインの上昇の原因は特定することがすごく難しいのですが、ビットコイン上昇の原因の多くが上記にあるとすれば、ファンダメンタルズ的には米中貿易摩擦はまだまだ尾を引くことが予想されます。そうするとビットコインのさらなる上昇の余地があります。
今週の見通し
ボリンジャーバンドをプロットしてみましょう。
注目すべきは上のバンド、+2シグマです。
今回の100万円からの反転で大きく上昇し、+2シグマにタッチしています。
これはテクニカル的には「上昇しすぎ」のサインです。
行き過ぎた相場は必ず戻ります。
特に、7日連続の陽線となっており、そろそろ反落に注意が必要です。
MAライン(真ん中の点線)はまだどちらともとれず迷いが見られます。
無理をするような相場ではありません。
スイングトレードなら、120万円を超えているのでどちらかと言えばサイドはロング(買い)。
この場合、120万円を損切りの一つの目安に、利益を伸ばしていくのが王道です。
ただ、120万円をあっさり割るようなら諦めて次のストラテジーを考えましょう。
では、トレードをされる方はリスク管理に気をつけてトレードがんばりましょう。
参考:ビットコイン/円(BTC/JPY) レート&チャート
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記載の内容は作成者の個人的見解です。
記事の内容はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。
これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、作成者は一切の責任を負いません。
投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断で行って下さい。
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この記事を書いた人
- 慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。その後会社を退職し、独立。「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
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