世界取引高6位の大手仮想通貨取引所であるOKExの代表が不正取引の疑いで当局に連行されたというニュースが報じられました。
ひろぴーさんのメルマガからの引用になります。
※許可はもらっています。
参考:财联社电报
以下、googleでの日本語訳+児山修正
OKグループの創設者徐ジウン氏は、上海市公安局によってデジタル通貨詐欺の疑いで逮捕された。
金融当局は9月11日、OKグループの創設者である徐ジウンが警察署に連行されたと報じた。
10日午前には上海の濰坊新村警察署が動き、同氏は夕方に警察署に連行され、疑惑のある仮想通貨通貨詐欺の調査に対して取り調べを受けており、現在は調査中であることが確認された。
事件が真実であれば、容疑者は留置所に送られるが、証拠が不十分であれば24時間以内に釈放される。
(Caiqing News Agencyの記者胡新心)
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まず、時間的な整理から
ポイントは“証拠が不十分であれば24時間以内に釈放”というところですので、ここで大きく動きそうです。
警察署に連行されたのは夕方ですので、最短で本日夕方には結果が出るという判断ができます。
上の記事は财联社の独占記事のようですので、発表はまた财联社から行われる可能性が高いでしょう。
北京にいるひろぴーさんからは、OKexの手持ち資金はかなりひっ迫していて、今回の件が証拠不十分に終わったとしても、経営をさらに圧迫した可能性は否めない、とのこと。
また、先日の80万円からの下落の背景にはこれらが材料となっている可能性が高いのではないか、ということです。
coinhillsによると、OKexはバイナンスに次ぐ出来高であり、コインチェックよりも世界的に知らえた存在。
余談ですが、先日ヨーロッパの業界の人と会話した際には「ネムハッキングされた日本の取引所ってなんだっけ?ビットチェック?」というくらいであったことを考えると、OKexにもしものことがあった際の市場の織り込みとネガティブインパクトはコインチェックの比ではない可能性があります。
参考までに、9/5から始まった下落は18時でした。
プラスで、19時、24時などのキリの良い時間帯は警戒したいと思います。
市場の材料的にはナスダックやシティグループが仮想通貨事業に前向きであったり、coinbaseの様々な金融事業者との提携の思惑も進んでおり、けして悪くないと思います。
昨日も、『金融世界最大手シティグループがビットコインなどの仮想通貨を直接所有することなく、代理人を通して取引できる”DAR(デジタル資産証書)”を開発中』と報じられましたが、市場の反応はいまいちでした。
シティ×仮想通貨も、今ではないということでしょう。
目先は中国情勢に警戒です。
この記事を書いた人

- FX歴2009年~、株歴2015年~。その他、CFD、商品、オプション、仮想通貨まで幅広く取引しています。金融メディア勤務で数多くの個人投資家ネットワークに参加。機関投資家から億トレまで、多くの投資家から得た知識を展開していきます。
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