現役ディーラーが語る!今週のビットコイン円
こんにちは。国府勇太です。
今週(3月18日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
初心者の方にもわかりやすく解説していくのでよろしくお願いします。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。
◇ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート
先週を一言で表すと「上昇トレンド継続!」です。
11日(月)に433,216円でスタートしたビットコイン円。この日から4営業で陰線→陽線→陰線→陽線と上下、14日(木)に下ヒゲで安値42万2,187円をつけました。
ただ、週末はしっかり上昇。とくに16日(土)には44万円を超えて先週の最高値44万8,820円をつけました。
その後17日(日)には小反落するも44万1,454円と44万円台は死守して週末クローズとなりました。
ロングポジションを保有している方にとっては、安心して見ていられる堅調な1週間でした。
気になるファンダメンタルズはやはりブレグジット(イギリスのEUからの離脱)。
法定通貨のFXではこの話題で持ち切りです。
特に、「どのように離脱をするか」について今大混乱しています。
このブレグジット、もともとは期限が2019年3月29日だったのですが、その内容に向けてさまざまな合意の話し合いをするもうまくまとまっていません。
このまま、何の取り決めもなくEUから離脱(合意なき離脱)となるとイギリス経済は大混乱すると見られています。
そんななか先週14日、英議会下院は、離脱期限を6月末まで延期することを条件付きで可決しました(もともとは今月29日まで)。これにより、ブレグジットの混乱は延長戦に突入。
今後、「合意なき離脱」を回避することができるのかマーケットは注目しています。
英ポンド円はもちろん、ドルや円などの法定通貨への影響も大きく、それに波及して仮想通貨への影響も十分考えられるので今後の動向に注意が必要です。
今週の見通し
EMA(指数平滑移動平均線)をプロットしてみましょう。
EMA(イー・エム・エー)とは、移動平均線(MA)の一種です。
単純な移動平均(SMA)が過去の価格をすべて足して単純に割ったものに対し、EMAは直近の価格を重視して計算を行っています。これにより、価格の反応に「より順応できる」というメリットがあります。
パラメータ(設定値)は14,28です。
堅調です。
どちらのラインも前回に引き続きしっかり上向いています。
さらに、28EMA(パラメータが28日のEMA。赤線)がしっかりと上昇をサポートをしており、押し目買いのポイントともなっています。
サイドはロング(買い)で変更ありません。
テクニカル的には比較的トレードがしやすいマーケットです。
流れにしっかりとのっていきましょう。
では、今週もリスク管理に気をつけてトレードして下さい。
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この記事を書いた人
- 慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。その後会社を退職し、独立。「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
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