現役ディーラーが語る!今週のビットコイン円
こんにちは。国府勇太です。
今週(4月22日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
初心者の方にもわかりやすく解説していくのでよろしくお願いします。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。
◇ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート
先週を一言で表すと「足固め完了!」です。
4月15日(月)に577,750円でスタートしたビットコイン円。
週明けこそ下落したものの、その後は堅調。
1週間、しっかりと上昇を続けて週末の20日(土)には高値599,991円と60万円に近づきました。
しかし、21日(日)には反落し、結局594,101円で週末クローズ。
と、ここまでは先週の話。
ここからは今週の話です。
週明けの22日(月)、オープンからしっかり上昇し大台60万円を超えました。
さらに、23日(火)には60万円を超えたことで勢いにのり、高値631,885円までつけました。
しかし、60万円を超え大きく上昇したことで、利益確定の売りが広がり大きく反落。
なんと、大台の60万円を割って安値560,000円までつけてしまっています。
「①やっと60万円に達成→②一気に63万円台へ→③反落で56万円!?」というビットコインらしいボラティリティの高いトレーダー泣かせのマーケットでした。
この下落、日本は大型連休前ということもポジション整理で売りが広がった要因の一つといえます。
今週の見通し
ボリンジャーバンドをプロットしてみましょう。
バンドの幅でボラティリティ(変動率)の高低がわかります。
4月1日からの60万円に向けて上昇をしている相場では、バンド幅が拡大しており、ボラティリティが高い状態です。
これが、いわゆるマーケットが「盛り上がっている状態」です。
そして4月22日に実体(終値)で60万円を超えた以降、急速にバンド幅が収縮していることがわかります。これが、「盛り上がらない状態」であり、トレードがしづらいポイントでもあります。
現に、その後ビットコイン円は節目の60万円をあっさり抜け、反落しています。
GWは流動性が低い状態で、仕掛けやすいので、大きく上にいったり予想以上に下落したりという予期できない動きをすることがあり得ます(そういう動きを嫌って多くの方がすでにポジションを手仕舞っています)。
さらに、短い時間足(1分足や5分足)でも動きがチョッピー(急に上下したりチャート足がヒゲだらけになる)になることが考えられます。
無理をせず、休暇を楽しみ、GW明けにまたしっかりトレードに参戦することをおすすめします。
では、よい休暇をお過ごし下さい。
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この記事を書いた人
- 慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。その後会社を退職し、独立。「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
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