ビットコインETNの誕生で念願のETFも実現可能に

ブルームバーグによると、オランダに本拠地を構えるヨーロッパ最大規模の上場取引型金融商品を提供するトレーディング企業であるFlow Traders NVは、ビットコインとイーサリアムの上場投資証券(ETN)を個人や機関投資家向けに販売する準備を進めていると報じました。

ETNとは?

ETNとは「Exchange Traded Note」の略で、「上場投資証券」または「指標連動証券」と呼ばれる上場商品です。ETFと同様に、価格が株価指数や商品価格等の「特定の指標」に連動する商品ですが、証券に対する裏付資産を必要としないという特徴があります。

ETNの誕生でビットコインETFの誕生も加速の流れに

長らくFacebookの生みの親ウィンクルボス兄弟がビットコインETFの組成を進めていますが、2017年3月にNGを食らって以降、厳しい状況が続いていました。しかし、今年にはイーサリアムETFが先に誕生する動きもあったり、アメリカではビットコインを証券化する動きがあったりと仮想通貨の新たな金融商品が誕生する動きは着実に進んでいます。

6月28日に米国証券取引委員会(は公式会議を開き、ETFの承認プロセスを修正し簡素化する提案がありました。ビットコインETFはSEC次第のところがあるなか、こういった動きは歓迎すべきです。

昨今の仮想通貨規制のように、一気に規制したかと思えば枠組みを作って資金を取り込もうとする動きがあります。こうなると、金融商品でも先につくった方が有利なのは見えています。

資本金8千万円のコインチェックが年間数千万円の利益をあげたり、2917年夏に誕生したバイナンスが年間1000億円を超す利益をあげる見込みだという報道を見ると明らかですよね。

それくらい仮想通貨市場は歴史が浅く、競合が少ないので先に何かを始めることが圧倒的に有利なのです。

 

bitbankが運営するニュースメディア『BTCN』によると、基本的なインデックス型の金融商品等であれば、比較的簡単にETFを発行できるようになり、ビットコインETFの誕生時期も早まるものと思われる。としています。

参考:ビットコイン/円(BTC/JPY) レート&チャート

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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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この記事を書いた人

くみちょー
くみちょー
FX歴2009年~、株歴2015年~。その他、CFD、商品、オプション、仮想通貨まで幅広く取引しています。金融メディア勤務で数多くの個人投資家ネットワークに参加。機関投資家から億トレまで、多くの投資家から得た知識を展開していきます。
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