ワールドカップも予選リーグが白熱して、なかなか寝不足の日々が続きますね。
さて仮想通貨全般的に下落トレンドが続いています。
仮想通貨は先週さまざまなネガティブなニュースが出ました。
19日の夜と翌日に韓国の大手取引所Bithumb(ビッサム)がおよそ33億円相当のイーサリアムを中心とした仮想通貨がハッキングされました。
参考:韓国大手取引所ビッサム(Bithumb)がハッキング被害!33億円分の仮想通貨が流出
韓国では10日にもCoinrail(コインレール)が約40億円相当の仮想通過がハッキングされる事件が起きたばかりです。
また19日には日経新聞による、金融庁が5社以上の仮想通貨交換業者に業務改善命令を週内に発動という報道がありました。
短期的にはこれらの材料が仮想通貨の相場を圧迫していることは確かです。
しかしBTC/JPYを見ると、5月5日の高値108.3万円からの下落トレンドはニュースが出る前から続いています。
4月1日の安値68.26万円を下抜けし65万円付近まで下落し、2月6日の安値64.5万円、2月12日の安値62.3万円に接近しています。
6月10日には85万円台まで反発し、日足ボリンジャー・バンドの20日線を上抜けできるかというところまで行きました。しかし、ここがレジスタンスとなり、そこからボリンジャー・バンドも収束から発散し下落トレンド継続となりました。
ここからのサポートレベル、前記の過去の安値に加え節目の60万円があります。
60万円を完全に上抜けしたのは昨年の10月12日ですが、それまで56~57万円付近がレジスタンスになっていたために56~57万円というサポートは非常に重要です。
ここが維持できるようであれば中期的には55~85万円のレンジ。下抜けするようであれば上昇前のサポートレベル43~44万円への下落の可能性もあるでしょう。
短期的に戻り高値の70万円付近、ここを抜けられれはボリンジャー・バンドの20日線が75万円付近に位置しているので、このレジスタンスを上抜けできれば中期的な反発と考えています。
◇ビットコイン/円(BTC/JPY)日足チャート出所:bitFlyer
まとめ
- 中長期的に55~85万円のレンジ相場
- 下値抜けした場合は43~44万円への下落の可能性も
- 上抜けの目途はボリンジャー・バンドの20日線の75万円付近
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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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この記事を書いた人
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米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。
その後、独立し現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。
為替を中心に株式、債券、商品と幅広くマーケットをカバーして分かりやすい解説を行う。
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