現役ディーラーが語る!今週のビットコイン円
こんにちは。国府勇太です。
今週(6月11日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
初心者の方にもわかりやすく解説していくのでよろしくお願いします。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。
◇ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート
先週を一言で表すと「日曜に急落!原因はまたもハッキング?」です。
6月4日(月)に846,200円でスタートしたビットコイン円。
81万円から85万円の間の小幅な推移に終始。
このまま、目立った動きはないのかというところに週末10日(日)急落し、80万円を割り一気に73万円台までつけました。
原因は、ハッキングです。
韓国の仮想通貨の交換業者である「コインレイル」がシステムへのサイバー侵入があったことを明らかにしたことを受け売りが強まりました。
このサイバー侵入により、「Pundi X(NPXS)」というコインを中心に約40億円相当の被害があったと報道されています。
今週の見通し(6/10~6/16)
ボリンジャーバンドをプロップしてみましょう。
パラメータは±σ(シグマ)3です。
ボリンジャーバンドとは、統計学を応用したテクニカル分析です。
平たく言うと、「現在のレートが過去データと比べてどのくらいのレアな位置にあるのか?」ということを視覚的に確認するツールです。
上の線がプラス3シグマ、下の線がマイナス3シグマといい、これらの2つのバンド幅に近づけば近づくほど「レア」ということになります。
チャートを見てみると10日の急落で、レートが下のマイナス3シグマにタッチしています。
これは過去を見てもかなり「レア」な急落です。
「行き過ぎた変動はいずれ収斂する」というのが相場の常なので、ここを「逆張り」のポイントとしてロングをするのがテクニカル分析に基づく売買手法として一般に知られています。
と、いうことでスイングトレードの場合はマイナス3シグマにタッチしたこのポイントでのロング(買い)推奨です。
ただ、テクニカル以外の更なるネガティブな材料があればさらに下がることも考えられます。
特にスイングトレードの場合、1度のトレードで多くのリターンを求めることはできません。
せいぜい10%前後(それでも十分すごいリターンですが)を目安にするといいでしょう。
では、今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。
【参考】YEN蔵のビットコイン(BTC/JPY)チャート分析 6月10日
・ビットコインの売買ならFXもできるbitFlyer!
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この記事を書いた人
- 慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。その後会社を退職し、独立。「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
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