神経質な展開!2018年は仮想通貨の試練の年

◇現役ディーラーが語る!今週のビットコイン円

こんにちは。国府勇太です。

 

今週(3月19日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。

初心者の方にもわかりやすく解説していくのでよろしくお願いします。

 

では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。

◇ビットコイン日足チャート

 

先週を一言で表すと「さらに下落!80万円割れ」です。

 

3月12日(月)に1,025,841円と100万円台スタートしたビットコイン円。

今週も神経質な動きが続きました。

 

13日(火)にはほとんど動きなし。

14日(水)には大きな陰線をつけ、90万円をしっかり割り88万円でクローズ。

その後も100万円を超えることはなく、週末まで安値で停滞。

そして、18日(日)にはさらにもう一段さげ、とうとう80万円割れの安値78万円をつけました。

 

その後、大きく反発し86.9万円で週末クローズしました。

 

仮想通貨に対しての各国の規制強化の動きといったニュースが、投資家の買いを踏みとどまらせてる状況です。

アルトコインも同じく軒並み下げており、仮想通貨全体が暗いムードです。

今週の見通し(3/19~3/26)

ボリンジャーバンドをプロットしてみましょう。

ボリンジャーバンドとは、1980年頃に開発されたテクニカル分析のひとつで「価格の大半がこの帯(バンド)の中に収まる」という統計学を応用したテクニカル指標のひとつです。

 

 

今回、注目するのがバンドの下のラインである-2σ(シグマ)です。

先週末の下落(18日の下ヒゲ)で、このバンドのラインにタッチしています。

一般にこのラインは「反発のポイント」です。

現にこのポイントからしっかり上昇しています。

 

長期的に上昇と見る場合は、「買い」のいいポイントです。

ただ、真ん中のMAは下向きなので、もう一段下がるリスクもあります。

長期投資でロングを持ちたい場合は、ポジションを複数回に分けてエントリーしましょう。

 

次に、一目均衡表もみてみましょう。

 

 

現在、一目の雲の下に位置しており、この暗いマーケットが一目(ひとめ)で確認できます。

この暗い相場は、1月16日以降ずっと続いています。

 

今後、この雲を抜ければ再び上昇トレンドへ転ずる可能性は十分にあります。

 

特に、先行スパンの交わる「4月4日以降」に注目です。

2つの先行スパンが交わる日は、「雲のねじれ」といわれ、トレンドが変わりやすいと言われています。

 

ここ数ヶ月でビットコイン投資をはじめた方にとっては今の悲観マーケットは絶望的とすら思えますが、以前からビットコイン投資をしている方にとっては、こういった「仮想通貨はもうだめだ」といった雰囲気のマーケットは過去に何度も経験しています。

最近の、ネガティブなニュースも「なにをいまさら」といったような内容ばかりです。

もともとビットコインその他が、非中央集権的な通貨を構築しようとする試みなので、中央集権の権化である中央銀行その他が否定的なコメントをするのは当然の結果と捉えています。

 

今後、「再びビットコインが盛り上がるのか?」、「それとも一時的な投機ブームで終わってしまうのか?」、仮想通貨は2018年にその真価が問われることになりそうです。

 

では、今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。

 

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この記事を書いた人

国府勇太
国府勇太
慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。その後会社を退職し、独立。「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
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