現役ディーラーが語る!今週のビットコイン円
こんにちは。国府勇太です。
今週(3月25日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
初心者の方にもわかりやすく解説していくのでよろしくお願いします。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。
◇ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート
先週を一言で表すと「軟調」です。
18日(月)に441,450円でスタートしたビットコイン円。
3日連続で陽線をつけ、20(水)には先週の高値447,465円をつけました。
ただ、週後半からは軟調。
21日(木)にしっかり下げると、その後も重い空気となり結局433,968円で週末クローズしました。
週を通してみると軟調ですね。
今週に入り、25日(月)に大きく下げていますがその後は大きく反発しています。
先週はFXマーケットも動揺が見られた1週間でした。
とくに20日(水)にFOMCの発表を受けてドル円が下落。
概要は以下の3点です。
- 今回、利上げなし(FF金利の誘導目標を据え置き)
- 今年の想定利上げ回数はゼロ(18年12月時点では2回だった)
- 保有資産の縮小を9月に停止
この急な方向転換で相場の流れがガラッと変わってしまいました。
さらに週末にはユーロの景気減速懸念の再燃につられてドル円はさらに下落。
109円台となっています。(今週に入り110円台へ回復)
リスクオフの空気はビットコイン円にも伝播しやすいので今後の世界経済の動きにも十分注意して下さい。
今週の見通し
EMA(指数平滑移動平均線)をプロットしてみましょう。
EMA(イー・エム・エー)とは、移動平均線(MA)の一種です。
単純な移動平均(SMA)が過去の価格をすべて足して単純に割ったものに対し、EMAは直近の価格を重視して計算を行っています。
これにより、価格の反応に「より順応できる」というメリットがあります。
パラメータ(設定値)は14,28です。
先週軟調でしたが、まだどちらのラインもしっかりと上向いています。
上昇トレンドには変化ありません。
今週の下落で、長期線(28EMA)にタッチして、反発しています。
しっかりテクニカルがワークしているマーケットです。
サイドはロング(買い)で変更ありません。
では、今週もリスク管理に気をつけてトレードして下さい。
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この記事を書いた人
- 慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。その後会社を退職し、独立。「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
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