こんにちはYEN蔵です。
ビットコイン円(BTC/JPY)は三角持合の中で、直近は下落トレンドになっています。今回は少し長めに日足とボリンジャーバンドと使って分析をしてみたいと思います。
5月のBTCJPYは1,010,781円でオープン、823,777円で終了し、月間では約18.5%の下落となりました。
4月1日の安値682,660円からの戻りは1,080,000円付近が高値となり、ダブルトップとなり下落しました。1,100,000円付近に位置していたボリンジャーバンド2シグマがレジスタンスになった動きになりました。(黄色の矢印1の部分)
その後は、90万円付近まで下落し揉み合いながら下落しています。
ボリンジャーバンドの20日線がレジスタンスとして機能しながら(水色のライン矢印2の部分)、2シグマをバンドウォーク(ボリンジャーバンド2シグマのラインに沿っての動き、矢印3の部分)しながら下落し5月29に773004円まで下落しました。
その後は反転して6月7日に854937円まで上昇しましたが、やはり848470円付近にはボリンジャーバンドの20日線が位置しておりレジスタンスになり反転下落しています。
RSIも43.56%と50%を下回っており、5月29日からの上昇トレンドは一旦終了し、押し目を試しに行く動きになっています。
少し長めの動きを見ると、2月6日に645,040円の安値をつけて、昨年の12月17日の高値の2,450,000円からの大きな下落トレンドは一旦終了しました。
2月19日に1,276,500円の高値まで上昇しましたが、その後は70~100万円を中心とした三角持合が3ヶ月以上続いています。
三角持合の下限は2月6日645.040→4月1日682,660となっており、現状は73万円付近が三角持合の下限です。(矢印4)
5月29日の安値773,0004を下抜けすると、この三角持合の下限を試しにいくかもしれません。
ここ2週間ほどは77~85万円と狭いレンジの動きになっており、ボリンジャーバンドの収束も見られます。
ボリンジャーバンドは収束が続くと、その後は発散するので、そろそろ大きく動き出すのではないかと期待しています。
下落方向に向かう場合は、前回安値773,004、三角持合の下限73円付近を抜けて、4月1日の安値682,660(矢印5)、2月6日の安値645,040円付近(矢印6)まで下落する可能性があります。
一方で上抜けした場合は、まずはボリンジャーバンド20日線の85万円付近のレジスタンス突破が条件。
そこを上抜けできれば、5月23日までサポートされていた88万円付近(矢印3付近)への上昇が予想されます。そのレベルには60日移動平均線(紫)が位置しています。そこを抜けると下落前の5月21日の戻り高値の95万円付近(矢印2付近)への上昇が予想されます。
95万円付近には120日移動平均線(緑)が位置しています。
◇BTCJPY日足チャート
まとめ
- 現状は70~100万円を中心とした三角持ち合い
- 上抜け条件はボリンジャーバンド20日線の85万円付近のレジスタンス突破
- 下限は73万円付近。割り込むと64.5万~68.2万円へ
※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
この記事を書いた人
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米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。
その後、独立し現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。
為替を中心に株式、債券、商品と幅広くマーケットをカバーして分かりやすい解説を行う。
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