BCH問題がトリガー!?とうとう40万円台まで急落

現役ディーラーが語る!今週のビットコイン円

こんにちは。国府勇太です。

今週(11月19日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
初心者の方にもわかりやすく解説していくのでよろしくお願いします。

では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。

◇ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート

先週を一言で表すと「パニックで下落が止まらない!」です。

12日(月)に722,781円でスタートしたビットコイン円。この日は動きなく、翌日も大きな動きはありませんでした。

しかし、14日(水)には相場が急変。ビットコイン円は急落し、60万円ちょうどのレベルまでタッチ。
その後、65万円まで反発するも15日(木)に続落し60万円を割る展開に。

週末は比較的落ち着きを見せ18日(日)には628,964円でクローズしました。

そして、今週はさらにマーケットの動きが加速しています。

19日(月)には大きな陰線をつけ60万円はおろか55万円を割る大暴落。
20(火)も続落で安値461,100円をつけています。

原因は、主にはビットコインキャッシュ(BCH)を巡る混乱です。

ビットコインから分裂(ハードフォーク)したビットコインキャッシュ(BCH)がさらに分裂することを受けて投資家から嫌気(いやき)され、それがトリガーとしてビットコイン円がパニック相場に近い状況となっています。さらに、ビットコインのコミュニティを巡る混乱も下落の後押しをする材料となっています。

今回のこのBCHショック、まだまだ余波に警戒が必要です。

今週の見通し(11/20~11/26)

RSI(アールエスアイ)をプロットしてみましょう。

RSIは、「相対力指数(=Relative Strength Index)」といわれ、上昇した日の上げ幅の合計と下落した日の下げ幅の合計とを比較し、相対的な相場の強弱を測ります。

要は、ビットコインの「売られすぎ」、「買われすぎ」を見る指標です。

一般に30%以下が「売られすぎ」、70%以上が「買われすぎ」と言われています。

現在、RSIはとうとう15%台となっています。
「売られすぎ」の水準である30%を大きく下回っています。

今回のBCHショックは今年一番の大相場となっています。

行き過ぎた相場は戻ることが多いです。
そして行き過ぎた分、反発も大きいです。

スイングトレードの場合、50万円を割れているポイントで、時間差でポジションを分割してロングでのエントリーを推奨します。

ここまでボラティリティの高い展開はリスクも大きくなりますが、リターンも大きくなるポイントです。
周りがパニックになっているときほど、利益を得るチャンスがあります。

冷静に淡々とトレードをしましょう。
ただ、欲張らずしっかり反発したら利食いを早めにするのがいいでしょう。

ポジションの一部を利食い、一部をしっかり伸ばしていくという戦略も有効です(さらに押し目をつけたら、再びポジションを増していくという戦略もこういった場面では有効です)。

では、今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。

参考:ビットコイン/円(BTC/JPY) レート&チャート

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この記事を書いた人

国府勇太
国府勇太
慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。その後会社を退職し、独立。「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
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