仮想通貨の中では最も匿名性の確保に力を入れている通貨がこれからご紹介するZEC(ジーキャッシュ)です。今回はZEC(ジーキャッシュ)の特徴とメリットやデメリットについて解説していきます。
1.ZEC(ジーキャッシュ)とは?その特徴について知る
ZCash(ジーキャッシュ)とは、2016年10月に公開された仮想通貨であり、ZECという略称で呼ばれています。その最大の特徴は匿名性の高さにあり、ZECにおける匿名性とは、「ゼロ知識証明」と呼ばれる手法を最初に使った通貨となっています。
この手法を活用することで、送金時に送金した側だけでなく、受け取った側のアドレスや送金された量を完全に匿名とすることができます。つまり、誰が誰にいくら送ったのかという事実が一切非公開にした状態で決済することを可能にしつつ、誰からも追跡されないという安全性も確保しています。
また、ZECの大きな特徴の一つにICO(公開)による資金調達が一切行われず、マイニング時の新規発行のみとなっている点が挙げられます。さらにZECは総発行量や取引の承認システム、マイニング、半減期などはビットコインと全く同じという特性を持っていることも特徴と言えます。
2.ZECのメリットやデメリットは?
次にZECのメリットやデメリットはどうなのかについてご紹介していきます。
ZECのメリットですが、ゼロ知識証明と呼ばれる手法を活用して、送金時の高い匿名性を確保した点にあります。特に銀行などでは常に個人情報保護とセキュリティ対策に力を入れており、顧客の個人情報とプライバシーの保護に打ってつけの技術をもつZECには大きな期待がもたれています。
反対に匿名性が高いという長所が裏目に出て、反社組織などにより脱税やマネーロンダリングに活用されやすいというデメリットを持っています。従って、違法行為やブラックマーケットにおいて頻繁に活用されるようになれば、国や政府によって禁止されたり、一部の利用が制限されるといったリスクが考えられます。
3.ZECの将来性は?
ZECは各業界からも期待の目で見られており、取引における匿名性の高さと将来性は有望と言えます。
2017年5月にはZECは仮想通貨マーケットで大幅に上昇しました。その上昇の理由が、グローバルな規模の投資銀行であるアメリカのJPモルガンがその匿名性の高さからZECのゼロ知識証明技術を正式採用したというニュースが伝わったためでした。まさにZECの高い技術と匿名性の高さが世界的な大銀行にも認められた瞬間でもありました。
また、ZECの将来の市場価値や展望ということで言えば、ビットコインなどと同様にマイニングによる報酬が半分になる「半減期」の存在が注目となります。
ZECの最初の半減期が2020年の10月末頃に予定されているので、予定通りに半減されれば、市場で出るZECが減り、結果として価格の上昇が期待できます。
他の通貨がこれまで見せてきた半減期における傾向を見る限り、半減期から数か月前に価格上昇が見られることが多いので、2020年に8月前後の相場に期待が持てます。
まとめ
その匿名性の高さから各業界に注目されているのが、ZECです。2020年10月には半減期を迎えるなど相場的に見ても期待が持てるので、今後も注意深くチェックしておきたい通貨の一つと言えるでしょう。
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