オーガー(REP)の特徴と取扱い取引所、将来性はあるの？

競馬の勝ち馬やサッカーの優勝チームを予測したりするのに使える通貨として他の仮想通貨とはかなり毛色が異なる仮想通貨として知られているのがオーガー(Augur)です。今回はオーガー(Augur)の特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。

1.オーガー(Augur)とは？その特徴について知る

オーガーはイーサリアムのブロックチェーン技術を使ったプロジェクトの一つです。その特徴を一言で言えば、様々な賭け事などで予想し、予想が的中した人に報酬が渡されるという仕組みを持つ、非常に珍しいタイプの仮想通貨です。

従ってこれから選挙の結果やスポーツなど様々なブックメーカーを行なうことを可能にする仮想通貨として活躍することが期待されています。

オーガーという名称は「予測する」や「占う」といった意味をもっており、オーガー自体は仮想通貨ではなく、実際にはReputation（評判）が仮想通貨となっています。このことからオーガーの通貨単位は「REP」という風に表記されています。従って、例えば競馬で勝ち馬を予想した人が当たれば報酬として仮想通貨（REP）がもらえ、外れた方は仮想通貨（REP）が減ります。

2．オーガーのメリットやデメリットは？

次にオーガーにはどのようなメリットやデメリットがあるのかについてご紹介していきます。

オーガーのメリットとしてはまず、イーサリアムのスマートコントラクト技術が使われているために不正が起きにくいという特長があります。また、胴元がいないブックメーカーを可能にし、掛け金が胴元に行くこと無く、賭け事の参加者に公平に報酬が分配されるというメリットもあります。

通常のブックメーカーには、掛け金の中から胴元の取り分が引かれ、その残りから予想を的中させた人に報酬が支払われるためにその分だけ報酬が目減りしてしまいます。オーガーを使えばその取り分がなくなるためにそれだけ多くの報酬を受け取ることができるということになります。

オーガーのデメリットとしては、まずプラットフォーム自体が開発途上であり、REPとして機能していない点が挙げられます。つまり、本来の賭け事で利用できる仮想通貨というよりは単なる投機対象にすぎないというのが現状なのです。

また、賭け事は多くの国で規制対象となっており、賭博を助長する可能性のあるものは排除されるリスクがあります。賭け事に使えるオーガーはそのような規制を受ける可能性が全く無いとは言えず、将来性においては未知数が多いとも言えます。

3．オーガーの将来

賭け事に使われるというとネガティブな印象を持たれますが、世の中は実に予測で経済活動が成り立っているという側面があります。賭け事同様に将来の予測に基づいてリスク軽減のために購入するのが保険です。実はオーガーはその特徴から保険の仕組みとして利用できると期待されています。

例えば、保険は契約期間内に保障対象に該当する事故などによりケガなどを負うと保険金が受け取れ、何もなければお金が支払われることはありません。つまり、賭け事に似ているのが保険の仕組みであり、将来的にオーガーはその利用価値や可能性の高さゆえに注目される通貨と言えるのです。

まとめ

オーガーは胴元を無くす賭け事を実現できる可能性を秘めた仮想通貨で、保険などにも応用が利くと期待されています。今はまだ投資対象としてしか機能していませんが、まだ価格の低い今の内にその高い将来性と有用性にかけて仕込んでおくというのもいい考えかもしれません。

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