先日9/2(土)に56万円まで上昇したビットコインが急落。
一度は50万円でサポートされたものの、本日は朝から下落が止まらない状況となっています。
この暴落の原因と、底打ちの目処を探っていきたいと思います。
暴落の原因はICO規制
暴落の主な原因3つあると思っています。
- 北朝鮮リスク
- 5000ドルの節目
- 各国のICO規制
北朝鮮リスクはビットコインが買われるという記事があったりしますが、実際は売られます。
なぜなら、ビットコインで十分に利益が出ている投資家はそんな不安なニュースが出たら「ちょっと売っておこうかな」と思いますよね。
普通の投資家心理だと思います。
また、5000ドルは世界中のビットコイン投資家からみてとても良い節目で、ピッタリと止まりました。
出所:investing.com
ICO規制に関しては、最近の大きな話題ですね。
これは春にICO投資への人気の高まりでイーサリアムが大きく買われたこともあり、規制が入れば売られるということが容易に想像できます。
中国では『ICOを規制し過去のICOに関しては調査する』はっきりとICO規制を打ち出しましたし、仮想通貨投資の人気が高い韓国でも『監視、規制の強化を検討』と報じられました。
この流れは、今後もしばらく続きそうに思えます。
44-46万円が底打ち
さて、とはいえビットコインが急落しても新しい市場に参加している人は大勢いますので、そういった人たちの資金が流入して近く長期ではよい押し目になると見ています。
取引量からすると、5月の暴落の時よりは浅くて済みそうです。
その際には、約40%ほど調整されましたので、今回は深くても30%程度でしょうか。
高値が56万円でしたので、ざっと40万円割れでしょうか。
なかなか恐ろしい数字です。
ただ、9月は日本の証券・FX会社が続々と参入してくることもあり、筆者としてはその前に一度拾っておく予定です。
単純なテクニカルが通用するビットコインのチャートを見ると、50万円の節目を突破した後に56万円まで6万円の上昇を行いました。
そういったこともありますので、ざっと50万円から6万円下落した44万円あたりが下値の目途となりそうです。
(出所:Zaif Exchange)
今回の下落は、北朝鮮リスクが収束しない限り1度で反発するとは思えません。
なので、一度3、4万円以上反発したとしても、これだけの下落を見た後ですので投資家心理も冷えており、50万円付近ではやはり戻り売りが優勢となり48万円割れまでは売られる、といった展開となるのではないでしょうか。
北朝鮮リスクが後退するのか、SBI証券をはじめとする日本の取引所が増加するか差で、仮想通貨市場の需給が大きく変わってきそうに思えます。
この記事を書いた人
- FX歴2009年~、株歴2015年~。その他、CFD、商品、オプション、仮想通貨まで幅広く取引しています。金融メディア勤務で数多くの個人投資家ネットワークに参加。機関投資家から億トレまで、多くの投資家から得た知識を展開していきます。
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