ビットコインコアの開発者Mark Friedenbach氏が、東京で行われたカンファレンスでビットコインのスケーラビリティ問題の解決策を提案しました。
Forward Blocksと名付けられた提案では、ソフトフォークによるプルーフ・オブ・ワークの変更により処理能力向上させ、またブロックサイズの拡大の可能性もあるというものです。
シャーディングと呼ばれる技術を用いることにより、トランザクションの処理容量が現在の3584倍にまで向上。さらに取引記録などのデータ改ざんが行われにくくなるという。
これにより、ブロックサイズでビットコインキャッシュと差がある問題を一気に解決できる可能性が出てきました。
ただ、現在のところ実用化は不透明であり、ビットコインのような分散型ネットワークに大規模な変更を加えることが厳しいのでは、という意見もあり年内に結論が出ることは難しそうです。
一方、2018年内にビットコインのブロックチェーン上でICOが行われるという見通しが立ってきています。
RSK上でブロックチェーン技術を活用したサプライチェーンマネジメントシステム事業を行う韓国のスタートアップTemco社が11月にトークンセールを予定しているそうです。
参考:https://www.coindesk.com/sidechains-are-bringing-icos-to-bitcoin-and-that-might-change-crypto-funding/(coindesk)
※RSKとは、サイドチェーン技術を応用してビットコインのブロックチェーンに接続されたスマートコントラクトのプラットフォーム。
より速いトランザクションとスケーラビリティ耐性を提供すると期待され、4月に東京でカンファレンスを行い注目が集まったプロジェクトである。
筆者も参加したく、当時の部下を送り込んだのですがイベントが英語オンリーだったため途中退席した苦い経験がありました(笑)
予定しているICOでの調達額は約21億円。
対象は中国とアメリカを除く世界中のの投資家で、受け入れ通貨はBTCとETHとなっています。
RSKはまだ開発途中であり、ICOも予定通りに行われるか不明ですが、ビットコインにとって非常に注目すべき材料であることを押さえておきましょう。
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この記事を書いた人
- FX歴2009年~、株歴2015年~。その他、CFD、商品、オプション、仮想通貨まで幅広く取引しています。金融メディア勤務で数多くの個人投資家ネットワークに参加。機関投資家から億トレまで、多くの投資家から得た知識を展開していきます。
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