チャートはBTC/JPYの1時間足です。
ビットコインは上昇後に7月17日に98万円まで下落後に21日は1,195.558円まで上昇しました。
その後は21日に1,029,500まで下落しましたが、103~111万円のレンジで推移していました。
最近は世界的に中央銀行が緩和姿勢を鮮明にしており、法定通貨の金利低下が続いています。
今週のFOMC(米連邦公開市場委員会)では0.25%の利下げがほぼ確実な状況になっています。
法定通貨の金利低下は金利を持たないゴールドや、仮想通貨にとってはサポート材料のひとつになります。
もちろん法定通貨の金利低下だけがビットコインなどの上昇の材料ではありませんが、実際FOMCの緩和姿勢に続き、ECB(欧州中央銀行)が緩和姿勢を示したり、RBA(豪準備銀行)が5月6月と連続利下げしたことなど法定通貨の金利が低下するとビットコインは60万円を上抜けして上昇が加速しました。
ちなみに豪ドルはリーマンショック前は7~8%の金利でしたが、現在の政策金利は1%と史上最低水準に低下しています。
本日はビットコインは一目均衡表の雲を上抜けして、1,111,111円まで上昇しレジスタンスになっていた111万円を上抜けしたかに見えましたが急落しました。
短期的なサポートレベルである、1,048,000円を下抜けして、21日の安値1,29,500円付近まで下落しています。
RSIが24%付近まで低下していますから、このレベルがサポートされて反発する可能性もあります。
ここからの反発では一目均衡表の転換線が1,055,000円、基準線1,063,000円、雲の下限が1,067,200円、上限が1,067.600付近に位置しており、このレベルが短期のレジスタンスレベルになりそうです。
しかし103万円付近がサポートできれば103~111万円のレンジ継続と思われます。
このレベルをサポートできないと下落トレンドは継続し、7月18日の安値1,005,000円、17日安値980,000円付近がターゲットになります。
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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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この記事を書いた人
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米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。
その後、独立し現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。
為替を中心に株式、債券、商品と幅広くマーケットをカバーして分かりやすい解説を行う。
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