1月26日にハッキング被害を受けサービスを一部停止しているコインチェック。
現状では、ビットコインの売買・送金のみが可能でアルトコインの売買&送金や店舗決済、貸仮想通貨ができない状態となっています。
それでも、マネックス証券が開示した2,3月のコインチェックの売上高はは約10億円、経常利益は7.4億円とマネックスグループの年間収益86億円と比較しても十分な収益力。買収の成功を裏付けています。
さて、そんなコインチェックのサービス再開は世界中の個人投資家が待ち望んでいることでしょう。なにせ、史上最大のハッキング事件の影響で金融庁の仮想通貨交換業者の規制が強くなり、新規の業者登録も後づれになってしまいました。これにより、相場が鈍化してしまったことは間違いないでしょう。
ただのハッキング事件ではないことは誰もが知るところです。
4月の記者会見では、マネックスCEO松本氏は2か月後を目途、つまり6月には業者登録を目指すと発言しました。
ただし、これはあくまで松本氏のイメージであり金融庁の業者登録のフロートを計算したものではないとされていました。
しかし、6月に入りスルガ銀行への融資で批判を受けた森金融庁長官の交代に伴う人事変更の前に仮想通貨交換業者の業務改善命令を発表。そのタイミングで、コインチェック、みんなのビットコインなどのみなし業者の登録が行われるという噂が流れていました。
そして向かえた6/22(金)。ビットフライヤーをはじめとする大手取引所に業務改善命令が出されました。しかしながら、コインチェックの業者登録は発表されずに相場は大きく下落。またもや仮想通貨市場は冷え込むこととなりました。
週末になり、6/25(月)にコインチェックが再開するのではないかという噂が流れています。
しかし、コインチェックのサービス再開が近いのは間違いありません。アフィリエイト業者も再開に向けて動いていますし、6/14にはコインチェックのウォレットと見られるアドレスに約10億XRPが入金されたことが確認されています。
https://bithomp.com/explorer/rBAyQitUnr2TqrPjmQ2invYwH29fVTyrVd
これまで金融庁の業者登録の発表は金曜日に行われていました。
そういったことを考えると、6/29(金)にコインチェックの仮想通貨交換業者の登録が発表される可能性が高いのではないでしょうか。
6/23(土)に行われたマネックスグループの株主総会では、やはり仮想通貨、コインチェックに関する質問がされました。松本大木CEOによると「6月の業務開始を目指していたが、あと1週間しかないので厳しいかも」という弱気の意見が発言されたという。
とはいえ、サービス再開までいよいよ秒読み段階となっていることは間違いありません。
コインチェック再開により相場が上昇に転じると良いですね!
この記事を書いた人
- FX歴2009年~、株歴2015年~。その他、CFD、商品、オプション、仮想通貨まで幅広く取引しています。金融メディア勤務で数多くの個人投資家ネットワークに参加。機関投資家から億トレまで、多くの投資家から得た知識を展開していきます。
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