中国のビットコイン規制がとまりません。
1.ICO規制
2.人民元との取引を禁止
3.取引所を閉鎖
4.中国国内から海外取引所を遮断
ここまで来るとさすがにもうできることはない気がしますが、まさかそれはやらないだろうということを次々と行ってきた中国。
最悪のリスクを考えてみましょう。
ビットコインで中国といえば、そうマイニングです。
つまり、最悪のリスクは『中国でのマイニング禁止』ではないでしょうか。
当社はICOは詐欺が多いから、というもっともな意見で取引所の一時閉鎖に追いやった中国当局。
しかし、ビットコイン自体は悪く言っていませんので、さすがにマイニング禁止となる可能性は低いようです。
最悪のリスクが噂に
そんなこと、書いている矢先にニュースが飛び込んできました。
おいっ!!!
正直、驚くしかありません。
こうなれば、ビットコインは30万円を割り込むことは必須でしょう。
なぜならば、ビットコインはマイニング大国であり、ビットコインの数十パーセントのハッシュパワー(マイニングする力)を誇るBITMAINをはじめとする数多くのマイナーが存在します。
さらに、ビットコインのマイニングコストである電気代は中国が劇的に安く(インドの半分、米国の3分の1、日本の8分の1程度)なっています。
マイニングコストが安いと、多くの人がこぞってマイニングをするために、ビットコインの送金手数料も安くなります。
その中国のマイニング業者が一斉に停止したらどうなるでしょうか。
ざっくりとしたイメージでは、ビットコインの処理を行う数が一気に減ると、競合企業が減ってしまいます。
そうなると、ビットコインを早く送る為には、今まで以上に追加料金を払わなければ、早く送れなくなってしまいます。
つまり、ビットコインは使いづらい=以前よりも価値の低下、となり価格は下落することでしょう。
中国の取引所は、ユーザーの一時的な現象であり、1月に既に発生した事象であるため、正直既存のビットコイナーからしたら、「中国だからそういうこともするよね」くらいに考えている人がほとんどのようです。
しかし、マイニングは中国がメインプレイヤーであるため、最悪の事態といえます。
そのため、取引規制後の安値である30万円は割り込んでしまうだろうということが想定できます。
ただ、このニュースに関しては事実確認ができておらず、当局やマイナーの声を待っている状態。
筆者の知り合いの情報筋(中国マイナーと繋がっている人)によると、問題ない、ということです。
ここは、最大手のマイニングプールであるBITMAINのジーハン氏のコメントを聞きたいところですね!
この記事を書いた人
- FX歴2009年~、株歴2015年~。その他、CFD、商品、オプション、仮想通貨まで幅広く取引しています。金融メディア勤務で数多くの個人投資家ネットワークに参加。機関投資家から億トレまで、多くの投資家から得た知識を展開していきます。
最新の投稿
- 取引所ニュース2019年3月25日楽天ウォレットとディーカレットの2社が仮想通貨交換業者に登録
- コラム2019年1月4日JVCEA会員にみなし3社のほか2社が加盟
- コラム2018年11月6日ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークで気を付けておきたいポイント
- コラム2018年11月4日バイナンスがビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク支持でBCHが高騰