複雑なZafi(テックビューロ株式会社)の資本構成

フィスコがZAIFの救済へ手を挙げていますが、スムーズに進むとは考えづらい状況です。

そもそもテックビューロ社は、2015年末にブロックチェーンという言葉が出回った時に、株式市場で一躍注目を浴びました。
インフォテリア、さくらインターネットが同社と資本提携をし株価は連日高騰。
これを機に『テックビューロ社とのIRが出れば株式市場ではストップ高になる』と騒がれました。

その後、フィスコ、ジャフコ、オウケイウェイブ、マネーパートナーズなどの上場企業が出資を行うこととなりました。

以下、テックビューロ社の主要株主と出資金となります。

【主要株主】
朝山貴生:筆頭株主及び代表取締役
朝山道央
アララ株式会社:不明
インフォテリア株式会社:1億円
株式会社オウケイウェイヴ:3500万円(2016年のみ)
株式会社カイカ:4995万円
株式会社新生銀行:5250万円
株式会社ジャフコ:約15億円
日本テクノロジーベンチャーパートナーズ(NTVP):1億円(2015年)2016年の出資金は不明
株式会社広島ベンチャーキャピタル:不明
株式会社フィスコ:1億4985万円
株式会社マネーパートナーズグループ:4900万円

参考:企業情報
※出資金はIR等で確認できる限りの数字を記載

2016年4月28日、第三者割当により約6億7000万円の資金調達を発表した際には、アララ、インフォテリア、オウケイウェイヴ、日本テクノロジーベンチャーパートナーズ、広島ベンチャーキャピタル、フィスコ、マネーパートナーズグループが名を連ねました。

なお、その時点で代表の朝山貴生氏の保有比率は76.5%とされていました。

今回のフィスコの金融支援は株式の過半数取得とされているので、朝山氏からフィスコへの株式移動が考えられます。ただ、ジャフコ、NTVPなどの出資比率も多いと考えられることから、そう簡単に話がまとまるとは思いません。

また、フィスコにも50億円の準備金はありませんので、融資先などを探す必要があります。
そして、この問題に関して金融庁による指導が入ることから、これまでの流れをみると大手金融企業が名乗りを上げる可能性も否めません。
事実、みんなのビットコインの株主であるトレイダーズホールディングスは、大手と見なされなかったのか、楽天へと移ることとなりました。
※あくまで筆者の意見です。

幸い価格への影響は、ほんの一瞬の下落で終わりましたが、国内の状況は悪化したことは否定できません。
そもそも、みなし業者の登録は早くても10月末を想定しておりましたが、何とも言えない状況になってきました。
ただ、肌感として来年にずれ込むような材料や状況でもなさそうに思えます。

来週以降、もし新たな”大手企業”が名乗りを上げることとなると、市場にとってはよりポジティブになりますので、価格は上がりやすい状況にあるのかもしれません。大手FX、証券会社の動向に注目です。
ただ、ひろぴーさんも書いていますがNEMは、テックビューロ社、朝山氏、Zaifという印象が強く相変わらず買えない状況には変わりないと思います。

 

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この記事を書いた人

くみちょー
くみちょー
FX歴2009年~、株歴2015年~。その他、CFD、商品、オプション、仮想通貨まで幅広く取引しています。金融メディア勤務で数多くの個人投資家ネットワークに参加。機関投資家から億トレまで、多くの投資家から得た知識を展開していきます。