G20財務相・中央銀行総裁会議が8~9日に行われ、9日に共同声明を出しました。
この中で仮想通貨(暗号資産)関する部分では、技術革新は、金融システムおよび広く経済に重要な便益をもたらしえる。
現時点ではグローバル金融システムの安定に脅威をもたらしていないが、消費者、投資家保護、マネーロンダリングおよびテロ資金供与への対策に関するものを含めリスクに引き続き警戒を続ける、としました。
総合的な評価としては、脅威に対する表現と同じ表現に据え置きました。
このことがビットコインの下落に影響を与えているのかは不明ですが、ビットコインは上値が重くなっています。
チャートはビットコイン(BTC/JPY)の日足と一目均衡表、5日、20日、60日のEMAです。
5月30日に99万0,700円の高値まで上昇後は、80万6,850円まで下落後に戻りは881,196円で80~88万円のレンジで推移しています。
一目均衡表の転換線が88万0,600円に位置し、このレベルがレジスタンスになり84万6,300円付近に下落しています。(9日0時付近)
一目均衡表の基準線が86万3,400円、5日移動平均線が85万8,000円に位置し、これらも下回って推移しています。
5月16日の高値89万7,000、30日の高値99万0,700円、6月7日の高値88万1,196円とトリプルトップを形成して、下値を試しに行くのではないかと思われます。
サポートになっている80~81万円付近を下抜けした場合は、60日移動平均線が位置する761,000円付近、一目均衡表の雲の上限の位置する751,000円ふきんまで下落するのではないかと思っています。
この記事を書いた人
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米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。
その後、独立し現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。
為替を中心に株式、債券、商品と幅広くマーケットをカバーして分かりやすい解説を行う。
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